久しぶりに哲学について考えてみました-ニーチェと王陽明の教え(前編)

皆さま、こんにちは!

哲学のお話をするのは久しぶりです。

当時、当サイトでも扱ってきた、ニーチェの「超人思想」、王陽明の「到良知」や「知行合一」は今の自分の土台となっています。

哲学は、心の薬のようなもので、人生を癒し、生きる活力を与える一方、人によっては合わない場合もあります。

フリードリヒ・ニーチェ、王陽明の教えは人を選びます。

なぜなら、彼らに共感を覚えるには、性格や考え方がどこか似ているだけではなく、人生のどこかで、何らかの辛い経験、例えば孤独や絶望を体験している必要があるからです。

10年間、私は学んだ哲学を人生で実践してまいりました。実体験として、そこから見えてきたことがあります。

バランスを取って適正に学べば、想像を絶する力を発揮する一方、誤れば道を踏み外します。

彼らの教えを必要としている方に、メッセージが届けば幸いに思います。

それでは始めます。

誰向けの哲学か?

具体的に、ニーチェや王陽明の哲学をどういう人が必要としているかと言うと、まず内向的なご性格の方が挙げられます。(歴史上では様々な方が学んでいますが、人生の結末もいろいろなので、とりあえず本サイトでは内向的な方向けとしておきます。)

内向的なのは、決して悪いことではありません。

自反慎独:自ら省み、一人慎む

私が尊敬する先人の教えの中に、「自反慎独(自ら省み、一人慎む)」という言葉があります。正しく取り組めば、実践を通して、自身の成長や、新たな発見ができます。

その実例を示す事ができれば、私の目的の一つは達成する事になります。

また、元気のない人や、自信を失っている人にも参考になる教えかと思います。

陰陽で考えると、陽向きの教え

第5回:陰陽で考えると、陰に傾いており、バランスを取るために陽の力を必要としている人

次に抽象的になりますが、中国の陰と陽の概念で説明すると、おそらくこの動画に向いているであろう人は、「陰に傾き過ぎており、バランスを取るために陽の力を求めている人です」

また、バランスが取れているだけではなく、陰と陽の属性をさらに高めていこう、強めていこうとされる方にも、何らかの参考となるようにしたいです。

バランスを取る事と、強くなる事、この二つの考えを根底に、動画を作っていきます。

元気で行動派の人には?

第5回:元気で行動派の人のための教え、仏教や禅、老荘思想

一方、もし外交的なご性格の方が、哲学を学ぶとしたら、仏教や禅、老子や荘子の教えが個人的には良いのでは?と思います。

理由は、陽に傾き過ぎていて、バランスを取るために陰の力を求めているからです。

例を示すと、西郷隆盛は血気盛んな事で知られていましたが、禅を学んで自らを律しようとされました。このように、全くの荒唐無稽なお話というわけでもなさそうです。

Youtubeチャンネルでの哲学の位置づけ

次に、Youtubeチャンネルでの、哲学動画の位置づけをご説明しておきます。

哲学動画の戦略的立ち位置

Time Overdrive(チャンネル名)では、全体で四つのテーマがあります。ビジネス、話題のニュース、趣味、そして哲学です。

四つ目の哲学は、私自身の生き方を含めた、全ての基礎になっている、重要な部分となります。

ニーチェの超人哲学と、幕末の維新志士が学んだ王陽明の学問、この二つを中心で展開していきます。

第5回:哲学動画で扱うテーマ

二つの哲学を扱う理由

このお二人の哲学・信念は、東西の違いはあれど、根っこの部分は似ています。ただ、細部は異なっているので、うまくお互いが補完し合って、相乗効果を上げている感じです。私の場合では、ですが。

これがもし片方だけ学んでいたら、どこかで挫折していた可能性があります。

それと念のため、学びや自己の成長を志すのは、別に若い人の特権ではありません。

自分が何者で、何をなすべきかを知るのに、年齢は関係ありません。

例えば、ニーチェが描いた、超人ツァラトゥストラの物語とは、30歳で山にこもり、40歳で山を下りてから、初めてストーリーが始まります。

彼らの哲学を、私がどのように実践してきたか、今後話していければと思います。

まとめ

今回はここまでとします。

本記事では、誰向けの哲学か、Youtubeチャンネルでの位置づけ、二つの哲学を扱う理由をご説明しました。

次回は、哲学をどのように実践してきたか、その遍歴からお話できればと思います。


[哲学](初回前編)可能性を引き出す!:ニーチェの「力への意思」・王陽明の「知行合一」の教え[超人]