テレワークでお仕事を計画する際のアプローチ方法をご紹介!
皆さま、こんにちは!
今回は、前回のビジネスで求められる人材について行った考察を基に、例えば、テレワークでのお仕事を考えている際に、どのように計画していくかを解説したいと思います。
ですので、前回の記事をまだご覧になっていない場合は、そちらから見ていただいた方が分かりやすいかもしれません。
それと、ビジネス分析のやり方は一つではありません。利益から、売上・コストに分ける数値分析から入ってもいいですし、ビジネスの環境分析からでも構いません。
要は、戦略に基づいた計画が構築できれば良いのですから。
それでは始めます。
4つの経営資源を活用したビジネス分析
1. 定義の確認
まず、事前にお電話でテレワークでの仕事を考えており、どうすれば良いか相談したい、というお話があったとします。
なので、お会いした時に、最低限明確にしておきたい内容から、まず確認します。
デザイン系のお仕事に興味があり、フォトショップやイラストレーターが使えるとの事です。〇か月以内に、年△円稼ぎたいとのお話でした。
ただ、どこから取り組めば良いか、迷っている感じなので、お話を聞きながら方向性を固めていった方が良さそうです。
1. お金の分析
前回同様、企業の経営資源である「人・物・金・情報」の観点から見ていきます。
まず、このアプローチを使った場合、私でしたらどこから見ていくかと言うと、お金から見ていきたいと思います。なぜかと言うと、テレワークによるデザインのお仕事の相場を知りたいからです。
それと、ビジネスで一番大事な集客について、今の時点でクライアントがどのようにお考えなのかも聞いてみたいです。
また、テレワークビジネスの仲介サイトをどこにするか、つまり、どこのサイトで自分のサービスを販売するのかも重要となります。
2. 人の分析
次に、クライアントがどれくらいのデザインスキルを持っているのかを確認します。
相当高いスキルがあるか、お客様から見て何らかの独自性が伝わらないと、相場より高くはならないでしょうし、さらに実績がないので、最初は低めの価格から受注スタートする可能性も考慮する必要があります。
この時点でスキルがざっくり分かり、かつ年間いくら稼げそうか推定できそうな情報があれば、クライアントの希望している価格と比較してみます。
見込み収入が希望している収入に全く届かなければ、まずはスキルの向上や独自性の創出を考えた方が良いかもしれません。
3. 情報分析
次にクライアントのデザインが完成品になるまでのプロセスを確認します。
ネット上でお客様とどんな確認をし、いつまでに、どのような形で完成品をお渡しするのかを把握します。
いくらデザインが良くても、時間がかかりすぎては意味がありませんし、お客様の要望をうまくヒアリングし、ちゃんと形にできるかも大事です。
この段階で、コストをざっくり見積もる事ができそうです。テレワークの性質上、自宅で仕事をするのであれば、かかるのは人件費くらいで、固定費も変動費も低く抑えられると思います。
この見込みコストと先ほどの見込み収入を比較し、利益(厳密には営業利益)がどれくらいになるかを見積もります。税金や借金の返済分も考慮した上で、十分な利益となっているかを確認します。
後、情報については、他の競合デザイナーについても調べる必要があります。登録日、受注数、評価、単価、キャッチコピーやサービスの内容説明など、いろいろ参考になるはずです。
4. 物の分析
最後に、物の部分で、仕事で必須となるパソコン・ウェブカメラ・マイク・イラストレーターなどのソフトを買い直す必要があれば、初期投資としていくらかかるのかを把握しておく必要があります。
まとめ
以上、前回の動画内容を参考に、例えばテレワークでのお仕事を考えている際、経営資源「人・物・金・情報」の観点から、どのように仕事の計画を立てていくかを解説してみました。
このように、優先度の高い部分から流れるように話を進めていけるといいですね。
さらにお金の部分を分析して、テレワークのデザイン関連市場規模を推定してみても良いですし、そこから、売上がどれだけ見込めるかを計算し、初期のざっくりとした見込み収入と比較しても良いと思います。
そこで最初に想定した収入と大きく違うのであれば、どこの要因で違ってきているのか、推測がある程度可能になります。
また、完成品が商品として、本来どれだけの価値があるのかも見積もっておいた方が良いでしょう。
最初は認知度も実績もないので、安く仕事を引き受けなくてはならないでしょうが、いずれは持続可能なビジネスとするために、正当な価格帯に変更する必要があります。
戦略構築にはいろんなやり方があります。その事を示せていたらと思います。
もちろん、以前の記事でお見せした、ビジネスの数値分析から始める事も可能ですが、今回は数値データも少なく、すぐに他の分析が必要になります。
解決策への柔軟性が失われないよう、様々な切り口で解決できるようにしておく事が望ましいと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。