大切なデータの保存用に「BUFFALO USB3.0 耐衝撃ポータブルHDD 1TB」のレビュー

今回は、BUFFALO製の「ターボPC EX USB3.0 ポータブルHDD 1TB ブラック HD-PZ1.0U3-B」のレビューを行います。

私はこの外付けHDDを購入する前に2台の外付けポータブルHDDを保有していたのですが、いくつか不満がありました。それらの不満点をまず簡単に説明しておきます。

Aの外付けHDD:
スリムなデザインなので耐衝撃性に難があります。それに、HDD本体側のUSB差込口に何度もケーブルを抜き差ししていたため、接続部分がぐらついてきました。それ故、耐久性にも難があります。ただし、PCに長時間HDDを接続しても安定して動作しますから、持ち運ばなければ不満はありません。

Bの外付けHDD:
多少ごついデザインなので耐衝撃性はあります。A同様、HDD本体側のUSB差込口を頻繁に抜き差ししますから、耐久性には難があります。他に、PCに長時間接続するとデータを認識しなくなるため安定性は低いです。

このように、上記2つの外付けHDDはデータを持ち歩いたりバックアップするという目的で使用する場合、一長一短があります。USB接続部分の耐久性の弱さに関しては、妥協するしかないと思っていました。

しかし、今回購入したBUFFALO製の外付けポータブルHDDは上記全ての問題を解決しており、あらゆる面で信頼性の高い製品だと思います。

1.高い耐衝撃性

高い耐衝撃性 米国納入品規格「MIL-STD-810F」準拠

多少厚みがありますが、見るからに頑丈そうなケースと、その内部には衝撃吸収シリコンゴムが入っています。これにより、高い耐衝撃性を確保しているという事です。アメリカの軍用規格「MIL-STD-810F 516.5 procedure IV」にも準拠しています。2.3メートルの高さから落とした落下試験にも合格しているので、外付けHDDではトップクラスの堅牢性じゃないでしょうか。

2.高い耐久性

USBケーブルを綺麗に収納できる通常のHDDは何度もUSBケーブルを抜き差しすることで、ケーブルの接続部から壊れることが多いのですが、このHDDはUSBケーブルを取り付けた状態で持ち運びができるため、接続部に余計な負荷がかかりません。

3.高い安定性

安定性に関しては実際使ってみるまで分かりませんでしたが、長時間PCに接続しっぱなしでもデータ転送が不安定になることはありませんでした。十分満足しています。

4. 自動暗号化とパスワード認証の2重のセキュリティー

自動暗号化とパスワード認証でセキュリティを向上

外出時の紛失や盗難などにあった時に、データを見られては困る場合もあると思います。それを防ぐために自動暗号化とパスワード認証ができる機能が付いています。仕事などでセキュリティーを重視する方は、本製品を選べば安心だと思います。

5.バッファローツールズ

この製品には「ターボPC EX」をはじめとするバッファローツールズというソフトウェア集が付いてきます。私の率直な意見を言わせてもらえれば、購入当初はそれらのデータ転送高速化機能やバックアップ機能を使用していましたが、最終的にはデータ転送もバックアップも、一番原始的で無難な方法(コピー&ペースト)に戻しました。これらのアプリはソフトに依存しますから、複数のPCで利用する場合は不便なことが多いと感じます。

箱開封とHDDの外観

HDDが段ボールで梱包されていた

段ボールで梱包

パッケージ内容

buffalo 外付けHDD内容物

フィルムを剥がす

ケースに付いていたフィルムを剥がす

表の外観

buffalo 外付けHDD 表

裏の外観

buffalo 外付けHDD 裏

まとめ:

要は私が外付けHDDに求めているのは、バックアップのために確実なデータ保存ができて、かつそれらのデータを確実に読みだすことができるということです。この製品はその基本的な機能を高い水準で満たしている製品だと思います。付属しているソフトウェアに関しては、あまり期待はしない方がよいでしょう。

注:この記事で紹介した製品は「HD-PZ1.0U3-B」ですが、最新版は「HD-PZ1.0U3-BC」となります。違いは「ターボPC EX」が「ターボPC EX2」に変わったことです。「ターボPC EX2」のセーブモードを使えばハードディスク保存容量が最大1.2倍になるとのことですが、ソフトに依存する機能だと思いますので、複数のPCでも同様にデータを圧縮して保存したり読み込んだり出来るのかは、商品説明からはちょっとわかりません。

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