ビワ-ドクダミ-スギナ乾燥葉

健康・医学に関しては生きることに直結する分野ですし、パソコン/IT、電気、土地/建築と並んで非常に重視している分野です。私の場合、健康と特に東洋医学に興味があるので、それらと密接に関わりのある農業や自然との関係性も重視しています。

注:
本サイトで言っている医学とは、漢方(和漢)や中医学と呼ばれる民間の東洋医学の事です。西洋医学はよろずには手に余りすぎますので扱いません。別に東洋医学が簡単に学べるという意味ではなく、その根本思想が私に合っていることと、高価な医療機材や特殊な専門教育がなくても始められるためです。

しかし、漢方などの生薬に関しては薬事法等の規制がありますので、大まかにでも自分に関係がありそうな規制や法律は学んでおいた方が良いと思います。この分野は中途半端に勉強しても意味がないと感じますし、半端な知識ではかえって危険な目にもあいかねません。普段処方されている薬との副作用など、気を付けておかないことも多々あります。薬は同時に毒にもなりえるということは忘れてはいけません。やるんだったらまじめに取り組むべきです。基本は自分のために学び、当然その結果も自己責任です。自分以外の人も救いたいのであれば、資格を取ってちゃんとした医者を目指すべきです。

東洋医学に興味がある理由は、高価な機材や電気がなくても診断や治療が可能ということがあります。震災時には最新医療に頼れなくなった時期が一時ありましたし、たとえ古い考えでも急激な環境変化に柔軟に対応できる漢方や中医学は有用だと感じました。何千年という時の試練を経ても、今なお語り継がれている医療知識の価値や重みを軽視してはいけないと思います。

それと、怪我や急病には救命・応急に関する知識が必要になります。一般人がそれらの医療知識を学んでも無駄とは思いません。人助けのためとか大上段に構えずに、いざという時に困った自分を助けるために学べばよいのです。自分を助ける知識があるということは、間接的に他人を助けることにも繋がるんですから。

今後、私たちが想像もしていないような状況になる事は十分考えられます。起こりえない原発事故がすでに起こったんですから、ありえないという想定がありえません。非常時に医者が近くにいなかったりお金がなければ、最後は自分で治療するしかないんです。

もし仮に東京で東日本大震災レベルの大災害に見舞われたら、ここ石巻の状況より凄惨なものになるはずです。その時に医療機器が使えないとか、薬が足りないとかいう話は聞きたくありません。大震災が起きた時私もスーパーマーケットに何時間も並んでいましたが、その時に野菜を無料で配っている人たちを見かけました。自分で食料を生産する人たちだからこそできることです。薬も食料同様に、より多くの人が地産地消を行うことにより、急激な世の中の変化にも耐えられる強固な社会を構築できるような気がしています。

資格は漢方の民間資格が存在しますが受講費が高額ですし、資格を取ったとしても医者にはなれないので、一般人には取得する意義が薄いと思います。それに10代の学生時に医者になる決断をしないと、生業としての医師への道は事実上ありません。明治時代にすべての医者は西洋医学を学ばなければいけないという法律が作られて以来、漢方専門の医者が急減しましたが、これからの時代を考えるとそのような制度も見直す時期に来ているような気がします。被災地や過疎地では医者が足りないという話は定期的に聞きますし、せめて東洋医学に限定してでも、もっと多くの人に門戸を開いても良いと思います。