ニワトリ小屋(鶏舎)の製作
このページでは、ニワトリ小屋(鶏舎)の製作について書きます。
小屋の設置場所は家の裏庭で面積は1.35平方メートルです。当初ボリスブラウンを5羽飼いたかったので、もう少し大きなニワトリ小屋を自作したかったのですが、住宅街のど真ん中でかつあんまり目立たせたくなかったこともあり、妥協案としてこの大きさとなりました。結局ひよこは5羽購入しましたが、もしこのひよこたちが皆元気に大人になっていたら、現在の大きさでは間違いなく手狭になっていたと思います。
ニワトリの大きさにもよりますが、大体1平方メートル当たり2~3羽飼うのがちょうど良いんじゃないでしょうか。家の場合は1平方メートル当たり、2.22羽の密度で飼っています。5羽ですと、1.7平方メートルくらいは必要な気がします。
何かの参考になるかはわかりませんが、実際ニワトリ小屋を建てるときに作った設計図を下に載せておきます。突貫工事で組み立てたので、実際の寸法は多少異なるはずです。
参考にした書籍は「山で暮らす愉しみと基本の技術」です。詳しくはそちらの本を参照してください。
ニワトリ小屋の側面図
この設計図はニワトリ小屋の初期段階の構想図です。実際のデザインではドアの位置などが異なります。お気づきになられたかもしれませんが、結構高さに余裕を持って設計しました。毎日ニワトリに餌をやったり掃除をしたりする上で、高さがないと非常に不便だと感じたのが理由です。今思うと、余裕を持って設計して正解でした。
小屋の下部には水に耐性のあるベニヤ板を一面に張っています。これは筋交いの代わりに強度を増す目的と、外からの雨を防いだり、庭に入ってきた猫などの視線からニワトリを守るためです。
金網は確かステンレス製だったと思います。通常の金網よりも高価でしたが、品質もそれなりに良いと思います。
ニワトリ小屋の見下ろし設計図(土台)
土台にはブロック塀を敷き詰めました。ブロック塀の穴に柱を入れて隙間に小石を詰めることにより、しっかり柱が固定するように心がけました。小屋を建ててから何度も大きな地震に見舞われていますが、今の所びくともしていません。
でも正直に言えば、この基礎の部分は可能であればもっと丁寧にやれたら良かったなと思います。時間的余裕がなく切羽詰っていたので仕方がありませんが、土台を疎かにすればそれ以降のすべての設計が狂うということを思い知らされました。
ニワトリ小屋の見下ろし設計図
前の図の基礎の上に垂木などの柱を乗せた図です。
ニワトリの餌箱設計図
この餌箱はいざ作ってみると、ひよこ(中雛)には大きすぎるとわかります。背伸びをすれば中の餌が食べられそうになるまで大きくなったら、餌箱を使い始めれば良いと思います。それまでは深さのある小皿を地面において食べさせていました。水飲み用の皿も地面に置いてました。大きくなればブロックの上に皿を置くなどして、ニワトリの成長に応じて高さを調節する必要があると思います。
ニワトリの産卵箱設計図
この産卵箱は最初小さいかなと思っていましたが、大人のニワトリ3羽程度であれば問題ないと思います。もみがらを中に敷いて、その上にゴルフボールを置いています。最初の頃は地面や産卵箱の上に卵を産む鶏もいましたが、今は大体安定して箱の中で卵を産んでくれることが多いです。
完成
正面玄関から見るとちょうど木に隠れて、あまり外から目立たないようになっています。白い布は寒冷紗です。通常農作業で虫食いの被害から野菜を守ったり、日照りが強い時に照度を調節するために使われます。たまたま余っていたので、横なぐりの雨を防いだり外からの視線隠しに使用しています。
おわり