近所の山にMTBで行ってきた

以前近所の山にマウンテンバイク(以降MTB)で登った時の写真です。最近は忙しいので中々外出できないから残念です。

なぜ山登りで自転車を一緒に持っていくのかというと、家から山まで歩くと遠いことがあります。車でも山のふもと近くまで行くことは可能ですが、登山ルートと下山ルートが異なる場合がありますから、必ずしも登山口に帰ってくるとは限りません。車で行くにしても自転車は念のために持っていく必要があります。しかしMTBは分解しないと家の車には積み込めないので、近所の山に行くくらいだったら手間を考えて最初から車の使用は考えないようにしています。

自衛隊の車両が見える

山に登る途中で見下ろすと自衛隊の車両が見えました。この時は東日本大震災から半年くらいが経過しています。生命に対する考え方や原発事故などいろいろ世の中の矛盾を感じていた頃ですから、山に登って現実を高い所から俯瞰してみたかったのかもしれません。それに静かに考えたかったのでできるだけ人が登らないような山に行くように心がけていました。

山を登っている最中

もし自転車なしで山を登ったら、家に帰る時も徒歩ですから半日以上かかります。私にとって自転車なしで近所の山に行く選択肢は考えれられません。ただし、人があまりいませんし観光地の山でもありませんから安全第一で無茶はしません。

山を登って感じるのは、高い場所と低い場所の見る視点の違いによって同じ物事でも全く異なる印象を持つことです。人が生きていくためには低い視点からの物の考え方が必要ですが、同時に間違った方向に向かわないためにも時には高い視点からの物の考え方も必要だと思います。

お願い:
写真に写っている山はご近所の方などによって定期的に維持管理されていると思われます。それに観光目的の山ではありませんので、このサイトで山の詳しい紹介をするのは止めておこうと思います。石巻在住の方でしたら写真からどの山かわかるかもしれませんが、くれぐれも近所の方に迷惑をかけたり、自然が過度に破壊される恐れがないようにご配慮願います。

ちなみに、一番上の写真の籠峯山も私が登った時には自衛隊の方がお仕事をしていらっしゃいました。あまり大人数で行くと迷惑をかける可能性がありますので、個人的に登られる程度にした方が良いと思います。

最近世界遺産に登録された富士山を登る人たちをテレビで見ましたが、あんなにたくさんの人が一度に登ったのではいくら自然を満喫する目的の人達でも単に自然破壊を助長しているようで何か矛盾を感じます。日本の国土は70%が山なんですから、山登りが本当に好きなのであれば近所にいくらでも登れる山はあるはずです。自然の回復力は大きい一方、人間の集団行動力は自然の回復力を大きく凌駕しますから、どこかでバランスを取る配慮が必要だと思われます。

おわり