PC同士でデータをドラッグ&ドロップ「SANWA SUPPLY USB2.0リンクケーブル」のレビュー
PC同士で気軽にデータ転送を行ったり、もう一台のPCを疑似デュアルモニターとして利用したい場合に、「SANWA SUPPLY ドラッグ&ドロップ対応USB2.0リンクケーブル(Mac/Win対応) 1.8m KB-USB-LINK3M」を私は使用しています。
購入の動機
比較的大きな容量のデータファイルを他のパソコンに移動させることが多いので、それらのデータをPC同士で直接移動できる方法がないかと考えていました。無線LANを利用したデータ転送も便利なのですが、大きな容量のファイル転送にはストレスが溜まります。アマゾンでいろいろ検索してたまたま見つけたUSB2.0リンクケーブル(本製品)の説明を読んでみると、一回のファイル転送で済みますからこれは便利だと思いました。
購入と箱開封
1. パッケージの外観
2.リンクケーブルの外観
無線LAN vs USB2.0リンクケーブル(本製品)
無線LANは一々ケーブルをつなぐ手間はありませんから便利ではあります。しかし、私のPC環境ですと転送速度が700kbps前後で多少遅めです。ちょっとしたファイル(数十メガバイト以下)の転送でしたらこの方法が一番お手軽だと思いますが、ファイル容量が大きくなるにつれてめんどくさくなってきます。
ちょっと大きなファイル容量(数ギガバイト以下)のデータ転送を行いたい場合には、USB2.0リンクケーブルを使用した方が便利だと思います。転送速度はわかりませんが、間違いなく無線よりは速いです。それに単なるデータの移動だけではなくドラッグ&ドロップも可能ですから、一方のPCでもう片方のPCをそのまま操作することができます。
下記の写真は、右のパソコンで文字をタイプすると、その瞬間に左のワード画面に文字が入力される様子です。
注:他にデータを移動させる方法として、USBフラッシュメモリや外付けハードディスクを利用して、一旦データを外部記憶媒体に移してからそのデータを他のPCに移動させる方法もありますが、直接PC同士のデータ転送ではありませんからここでは除外します。
本製品の不満点
ただし、本製品の欠点は安定性に欠けるということです。たくさんのファイルを一度に移動しようとすると、データ転送が途中で止まることもまれにあります。それと、疑似デュアルモニターとして片方のPCでもう一方のPCを操作している際にも、たまに不安定な動作を見せることがあります。
ハードディスクの中身をまるごと移動させるような大量のファイル移動(数十ギガバイト以上)が伴う場合には、データを分割しながら転送するか、それよりもこの場合は、外付けハードディスクにデータをまとめて保存してから他の転送先PCにデータを移動することをお勧めします。こちらの方が転送速度が速いですし何より確実な方法です。
まとめ:
あくまで少なめのファイルを気軽に移動させたかったり、疑似デュアルモニターとして短時間使用したい場合に便利だと思います。率直に言って、わざわざ本製品を購入せずに無線LANや外付けHDDで十分という人もいると思われます。
購入先リンク:
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