理由の如何や大小に関わらず農に携わることは、多くのプラスを人にもたらすと考えています。野菜や作物を育てる勉強だけでなく、食の重要性を再認識させてくれると共に、育てる喜び、自然と人との関係など、農を通して学べることはたくさんあります。このサイトでもできるだけ重点的に取り扱っていこうと考えています。ただ一方で、現状一般人が家庭菜園以上の規模で畑仕事に携わりたいと考えると、一気にハードルが上がるのが残念です。
農業は作物生産だけでなく、畜産も含まれます。普通は畜産関係の勉強や実践は難しいと感じられるかもしれません。しかし、小規模であれば私のように数羽のニワトリを飼うことも可能です。住宅街に住んでいますが、自分の背丈以上の鶏小屋を自作し、そこにひよこの時から育ててきて今はすっかり成長したボリスブラウンを3羽飼っています。毎日平均2個の卵を産んでくれるので卵には苦労しません。今更ながら、生き物を飼うことで学ぶことが多いことに気づきました。ただし、住宅街でニワトリを飼う場合は注意事項がいくつかありますので、興味のある方は周囲の迷惑にお気を付け下さい。
自然を学びその中で活動することは、普段都会生活をしている方には癒しの効果をもたらすでしょう。他にも自然と触れ合うことで学べることは数限りなくあると思います。ただし、当人の学ぶ意志が伴っていなければ意味がないと思います。恵みも与えてくれますが、時に厳しい一面も見せる自然は考えさせられることが多いです。それと、たまにMTB(マウンテンバイク)で近くの山に登ることもあります。フィールドワークは実益と趣味の両方の目的で行っています。
生態学はまだ学んではいませんが、自然のフィールドワークを実技とすれば、生態学は学科という所でしょうか?いずれはぜひ学んでみたいものです。
関連ある資格として、ビオトープ管理士などいくつかあります。しかし、これらの分野に関して今の所資格取得は考えていません。
備考:
東日本大震災後のショックから立ち直った頃には、百姓(農家という意味)になることを考えていました。2012年には勉強の傍ら畑仕事にも精力的に取り組んでいます。現在、生業として農家になろうというつもりはありませんが、自らが百姓(百の姓を持つという意味)だという意識は変わっておりません。方向性が違うだけで「総合学」という本質は同じです。